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業績2020.06.03

大島英樹先生の論文がHypertension Research誌にAcceptされました!

Association between growth hormone and hypertension in a general population.

 

以下、論文の要約です。

IGF-1(Insulin-like Growth Factor I)はソマトメジンCとも呼ばれ、GH(Growth factor Hormone;成長ホルモン)の作用により主に肝臓で産生されるホルモンであり、GHの分泌異常を反映します。この両方のホルモンの欠損は、心・血管系のシステムに大きく関連すると言われていますが、高血圧に及ぼす影響は十分に検討されていません。そこで、我々はIGF-1とGHおよび高血圧との関連を田主丸住民検診のデータで検討しました。

対象は、2018年の田主丸検診を受診した1,368名の住民のうち、糖尿病、肝機能異常者を除いた1,094名です。IGF-1とGHを4分位に分けて、受診者の変数を共分散分析で検討し、血圧140/90mmHg以上かつ、または、降圧薬服用者を高血圧者として、IGF-1、GHレベルの1-SD増加分のオッズ比を検討しました。なお、IGF-1はZ-scoreを用いて変換して分析に用いました。

その結果、IGF-1は空腹時血糖、インスリン、インスリン抵抗性の指標であるHOMA指数、eGFR(負)、総コレステロール、中性脂肪、降圧薬服用(負)がIGF-1の4分位と有意に関連していました。一方、GHに関しては、BMI(負)、収縮期(負)、拡張期血圧(負)、インスリン(負)、HOMA指数(負)、総コレステロール(負)、HDL-コレステロール、中性脂肪(負)、喫煙(負)、飲酒(負)がGH4分位と関連しており、高血圧者は、IGF-1ではなく、GHと有意に負に関連していることを示しました。さらに、様々な交絡因子で補正後も、GHと高血圧者は、有意に負に関連していました。

一般住民検診における疫学的な検討の結果、IGF-1ではなく、GHの低下が高血圧者と有意に関連していることが示され、これまで疾患単位で考えられていたGH値と他の因子との関連が初めて明らかにされました。

 

大島先生おめでとうございます!

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