お知らせ2021.11.19
鳥栖三養基消防救急隊からCCUへ12誘導心電図伝送が開始されました!急性心筋梗塞において、患者さんの病院到着から閉塞した冠動脈が再灌流するまでの時間が短い方が、生存率が良いということが報告されております。また、近年では現場の救急隊から病院への12誘導心電図の情報が伝送されることが、来院から治療までの時間を大幅に短縮することが報告されるようになってきています。これまで久留米広域消防の救急隊からは12誘導心電図伝送が行われていましたが、この度、鳥栖三養基消防の救急車からも12誘導心電図伝送が開始されることとなりました。これにより、同地域で発生した心筋梗塞患者さんの救命率向上に大きく寄与できることになると考えております。
CCUでは消防と連携して地域の心筋梗塞患者さんの救命率向上のために活動しています。
図:12誘導心電図伝送の有無による発症から治療までの流れ。
病院前の12誘導心電図で心筋梗塞の早期診断ができることにより病院での治療準備を患者さんの来院前から行うことができます。