業績2022.03.14
髙橋甚彌先生が久留米大学学術奨励賞を受賞しました!当科の髙橋甚彌先生が2021年度久留米大学学術奨励賞を受賞しました。
学術奨励賞は過去1年間における本学の優れた学位研究に対する表彰です。
髙橋先生、おめでとうございます!
<受賞論文>
Interleukin-22 Directly Activates Myocardial STAT3 Signaling Pathway and Prevents Myocardial Ischemia Reperfusion Injury. J Am Heart Assoc. 2020. 9(8):e014814
インターロイキン22は心筋のSTAT3経路を直接活性化し、心筋虚血再灌流障害を抑制する
<髙橋先生のコメント>
この度、私の学位論文に関して木村賞に続き、久留米大学学術奨励賞を頂くことができました。ご指導頂きました福本義弘先生、安川秀雄先生に厚く感謝申し上げます。また、研究を全面的にご支援いただいた循環器病研究所の皆様、心筋症・心不全班の先生方にも重ねて御礼申し上げます。
本研究では、マウスの生体と培養心筋細胞を用いて、IL-22が直接上皮細胞ではない心筋細胞のSTAT3を活性することをはじめて見出し、IL-22投与が、虚血再灌流によるマウスの心筋梗塞、心筋アポトーシスと左心機能低下を抑制することを明らかにしました。
この研究の達成は私個人の力ではなく、たくさんの方々に助けていただくことで完成させることができました。学位を取得後、次は私が後輩の皆さんのお手伝いがしたいと思い、微力ではありますがこつこつ頑張っております。学術奨励賞を頂き、奇しくも今年は科研も頂きましたので、今後はさらに精進していきたいと決意を新たにしております。