業績2022.05.31
足達寿先生の論文がInternal MedicineにAcceptされました!<タイトル>
A J-shaped Relationship between Sleep Durations and the Risks of Insulin Resistance in a Japanese General Population
日本の一般住民における睡眠時間とインスリン抵抗性のリスクは、Jカーブ現象を示す
<著者名>
Hisashi Adachi, Akiko Matsumura, Mika Enomoto, Ako Fukami,Nagisa Morikawa, Yume Nohara, Maki Yamamoto, Hiromi Sato, Tatsuyuki Kakuma, Yoshihiro Fukumoto
<雑誌名>
Internal Medicine
<論文要旨>
睡眠時間とメタボリック症候群のリスクが、Jカーブ現象を示すという報告は散見されますが、睡眠時間とインスリン抵抗性のリスクの関係性は、ほとんど報告されていません。そこで、我々は2018年に福岡県田主丸町で行った住民検診の受診者のうち、34-89歳までの1,344人を対象に、その関係を検討しました。インスリン抵抗性は、HOMA指数(空腹時血糖値×空腹時インスリン値/405)が1.73以上と定義し、睡眠時間は、質問表を用いて評価しました。インスリン抵抗性の頻度は、36.7%でした。睡眠時間とインスリン抵抗性のリスクの関連性は、様々な交絡因子で補正後もJカーブ現象を示し、最もリスクが少ない睡眠時間は、6-7時間でした。
本研究は、当時3年生の学生、松村晶子さんのRMCPにおける研究テーマであり、分析の多くは、彼女自身が行ったものであることを付記します。
足達先生、おめでとうございます!