業績2022.09.28
佐々木基起先生の論文がAmerican Journal of CardiologyにAcceptされました!<タイトル>
Safety and efficacy of a bodyweight exercise training program in symptomatic patients with severe aortic valve stenosis: An exploratory study
<雑誌名>
American Journal of Cardiology
<論文要旨>
心血管病の術前患者さんにサルコペニアを認めることは少なくありません。術前のサルコペニアは術後経過を悪化させる因子の一つとして知られており、運動療法などによる術前治療介入が望まれます。その一方で、有症候性の重症大動脈弁狭窄症患者さんに対する運動療法は禁忌とする意見があることも事実です。佐々木基起先生は、当院の心臓リハビリテーションプログラムの一つである「自重負荷による8種類の低強度レジスタンストレーニング」を有症候性の重症大動脈弁狭窄症入院患者さんに実施した際の安全性について、トレーニング前後の血圧や心拍数、症状や心不全兆候の変化を指標に調査を行いました。平均2週間の入院期間における評価ではありますが、これらの指標に有害変化は認められませんでした。運動療法の処方を行う医師や実施サポートを行う理学療法士が、有症候性の重症大動脈弁狭窄症患者さんにレジスタンストレーニングを計画実施する際に抱える不安感を軽減できる結果かもしれません。
佐々木基起先生、おめでとうございます!