業績2019.03.28
大江先生の論文がJournal of Cardiovascular Electrophysiologyに掲載されました!本邦においても心房細動アブレーション治療は広く普及しており、肺静脈に伸びた心房筋繊維を隔離する治療(肺静脈隔離術)はほぼ確立された治療法と言えます。しかし、心房細動は進展を伴う疾患であり、初期段階では肺静脈領域に限局していた心房筋変化も、進展するに従い両側の心房筋に広く変化を来してくるようになります。すなわち、持続性心房細動や慢性心房細動症例には、肺静脈周囲の心筋だけでなく、両心房筋に対して広く治療することが求められています。今回我々は、心房細動の起源を両心房で検索すべく新たな3Dマッピング手法を構築し、同マッピング手法で同定された領域へのアブレーション治療が高い有益性をもつことを示すことができました。
この新たな治療戦略であるEADF(Early area defragmentation)アブレーション治療は、これからの心房細動治療に新たな可能性を開いていくものと思われます。
大江先生、本当におめでとうございます!!